【食育クイズ：Vol.６８４】
本日も「関西地方（三重県、滋賀県、
和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、
大阪府）」の「食や地域」の文化につ
いて、おさらいクイズにチャレンジし
ましょう！
本日は、「和歌山県」（Vol.44）の
「郷土文化」、「歴史」などについて、
クイズを楽しみながら知見を高め、日
本の地域の素晴らしさを共有しまし
ょう！
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「古座川（こざがわ）」は、「和歌山県、
紀南地域」を流れる全長40Kmの本
流河川の事を言い、その水源地は、
「和歌山県、東牟婁郡、古座川町」と
「田辺市」との境を成す「大塔山南東
麓」にあり、源流からしばらく南流し、
「七川貯水池」で「平井川」を併せて
から徐々に東に流れを変え、最後は
「東牟婁郡、串本町、古座」で「熊野
灘」に注いでいます。
「古座川町」は、自然の宝庫と言われ
る「和歌山県」の中でも、「日本の秘
境100選」と、「平成の名水百選」、
「日本の地質百選」に選定されている、
「大自然」の素晴らしさに溢れた、
「古座川」特有の地形が生み出す壮大
な風景から、「絶景の宝庫」とも言わ
れ、「和歌山県」屈指の観光スポット
の一つとなっているそうです。
「古座川」流域には、火山活動で形成
された岩盤や地層による奇景が多く見
られ、「絶景の宝庫」とも言われてい
ますが、この自然は、先人たちの努力
によって「和歌山県」内でも特筆した
レベルで特に良く保存されてきたと言
う経緯があり、現在でも、国の「天然
記念物」としてその名を馳せる「古座
川の一枚岩」を始め、支流の「小川」
にある「滝の拝」を始めとする多数の
小規模な「滝郡」等々…、現在でも人
気の観光スポットとなっています。
「古座川」流域には稀少な生物が数多
く棲息していて、特に、「平井川」の
「オオサンショウウオ」や、世界で活
躍する料理人がこの「鮎」を目当てに
来日すると言われるまでの美味しさの
「美女鮎（みめあゆ）」、極上「ウナギ」
等の名所として知られています。また
「古座川」地域では「柚子」も「名産
品」として知られています。
さて、本日は、この絶景の宝庫と言わ
れる「古座川町」の「伝統食文化」に
ついて、おさらいクイズにチャレンジ
しましょう！
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問題：「和歌山県」の「絶景の宝庫」
と言われる「東牟婁郡、古座川町」で、
「古座川流域」の「最奥部」に位置し
ている「平井集落」は、1185年の
「壇ノ浦の合戦」で滅亡したと言われ
る「平家」の落人が開いた集落と言わ
れていて、その後1221年の「承久の
乱」で都を追われた「村上一族」が逃
れ辿り着いた地であるとも言われてい
ます。そんな山奥の地域である「平井
地区」では、かつて国や政府の都市集
中化邁進政策の犠牲となり、「過疎
化・高齢化」が進み、小学校も保育園
も廃止となり、「限界集落」と呼ばれ
てしまったという経緯があるそうです。
このままではいけないと地域の人たち
が立ち上がり、1960年頃から栽培を
始めていた「柚子」をテーマに、
1999年、「柚子産業振興と過疎を考
える会」を発足し、模索を続けた結果、
ようやく2004年になって、「農事組
合法人」、「古座川ゆず平井の里」がス
タートし、2007年には、町内すべて
の農家が加入する等の、普及するレベ
ルに至ったと言う経緯があるそうです。
こうして「平井の里」は、22名の
「雇用」を生み出し、そのうち8名が
30才以下で、UターンやIターン者
も多く、その後女性従業員が結婚し、
「限界集落」と言われた地域に、3名
の子供が生まれたという結果をもたら
した事が、国や政府に虐められ続けて
きた日本の各地域の一筋の光明となっ
たと言う経緯があります。
さて、それでは、この「平井地区」に
しか伝承されていないと言われる唯一
無二の「郷土料理」とは、何でしょう
か？次のうちから選んで下さい。
１．うずみ
２．生姜ご飯
３．あせ寿司
４．鮎ずし
↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓
【解説】
「うずみ」は、「平井集落」だけに伝
わる「郷土料理」で、「古座川」の
「源流」に近い「奥深い山里」にひっ
そりと伝わる「精進料理」の事を言い、
現在でも地域の「法事」や「年中行事」
には欠かせない「郷土料理」となって
いるそうです。
「うずみ」は「精進料理」であるため、
「動物性の食材」を使用しないので、
「昆布としいたけ」で出汁をとったシ
ンプルな料理ではありますが、白い
「豆腐」に、特産の「柚子」を始め、
「生姜」や「葱」の色どりが美しく、
香り高くて味わい深い「名物料理」と
なっています。
「古座川、平井地区」は、「旧大塔村
（現田辺市）」や、「旧日置川町（現白
浜町）」に隣接しているため、1221
年の「承久の乱」で都を追われた「村
上一族」が逃れてたどり着いた地です。
その「村上一族」が、「京都」の「茶
懐石」に「うずみ料理」というものが
あり、「柚子」をふんだんに使う贅沢
な味であることから、この「京都」か
らの風習がこの地にも伝わった事が
「うずみ」の起源と言われているそう
です。
ちなみに、「うずみ」という名前は、
「汁」に「ご飯」を埋める様子から、
そう呼ばれるようになったと言われて
います。また、「平井地区」は、「村上
一族」が土着する以前の、1185年の
「壇ノ浦の戦い」のあとに、「平家の
落人」が開いた集落とも言われていて、
その時代では「農民」が貴重な「米」
が見つからないように、汁の具材の下
に隠して食べていたという逸話があっ
た事も、「うずみ」誕生由来の一つと
も言われているそうです。
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「生姜ご飯」は、「和歌山市、河西や、
布引」など、「紀の川」沿いに広がる
柔らかい砂地の土壌地帯では、温暖な
気候を生かし、大正初期から生姜の栽
培がおこなわれてきたという経緯があ
り、旬の「新生姜」の時期ある5月～
10月に作る風習が生まれ「郷土料理」
だそうです。
「生姜ご飯」は、特に食欲のない夏場
においてさっぱりと食べやすい事もあ
り、人気の所以となっているそうです。
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「あせ寿司」は、「紀州」名物の「鯖
寿司」の巻きに、「あせ（暖竹）」の葉
を使った「鯖のお寿司（早寿司）」の
事を言います。
「あせ寿司」誕生の逸話は、もともと
昔からあった、一旦塩漬けしてから塩
を抜いた「鯖」と「ご飯」を「あせ」
と言う植物の葉できつく包み、「木桶」
に引きつめて重しをし、一週間から長
いもので数カ月漬け込んで乳酸発酵さ
せた「熟れ寿司（なれずし）」だった
ものが、「乳酸発酵」所以の独特の臭
気があり、好き嫌いが分かれていたた
め、「乳酸発酵」させず、「酢飯」を使
って手早くつくる「早ずし」としての
「あせ寿司」の方が広く親しまれるよ
うになってきたという経緯があるそう
です。
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「鮎ずし」は、「紀ノ川」で捕れる
「鮎」を素焼きして、「甘露煮」や
「すしのこ」にした事で広まったそう
です。現在では天然の鮎は貴重品とな
っていると言われています。
ちなみに、「古座川」流域に棲息する
美しい「美人鮎」は、特別に「美女鮎
（みめあゆ）」と呼ばれていて、世界
で活躍する料理人がこの「鮎」を目当
てに来日するほど、その味と美しさは
本物且つ別格と言わるレベルとして、
その名を馳せているそうです。
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１．うずみ
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大阪市立大学の研究グループが、大豆
などに含まれるイソフラボンが肺気腫
や慢性気管支炎などの「COPD（慢性
閉塞性肺疾患）」の予防効果を有するこ
とを明らかにしました。
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