【食育クイズ:Vol.1254】「京都府」の「煎茶文化」おさらいクイズ! 「江戸時代」後期に「喫茶文化」を一新し、全盛を築いた人物とは?

 

【食育クイズ:Vol.1254】

 

本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、

 

和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、

 

大阪府)」の「食文化」や「郷土文化」

 

をテーマとした地域社会の在り方や、

 

昔から先人たちが培ってきた、「文化」、

 

「伝統」、「歴史」等の素晴らしさを、

 

クイズを楽しみながら知見を高め、あ

 

らためて「日本」や「日本人」が培っ

 

てきた「良きところ」を共有化し、次

 

代に継承して参りましょう!

 

さて、本日は、「京都府」の「煎茶文

 

化」にまつわる「人物」について、お

 

さらいクイズ(Vol.458)にチャレ

 

ンジ致しましょう!

 

 

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

 

「日本」では、2つの「茶道」が誕生

 

しと言う経緯があり、その一つは「抹

 

茶」と呼ばれ、茶の粉末を湯に注ぎ、

 

撹拌して湯茶の全てを飲む方法であり、

 

もう一つは「煎茶」と呼ばれ、茶葉に

 

湯を投じ、その茶液を抽出して飲む方

 

法の事を言い、この2つの「茶道」は

 

明確に区分され、異なったグループを

 

作り、異なった美意識を持ち、異なっ

 

た茶文化を形成してきたと言う経緯が

 

あります。

 

 

 

この2つの「茶道」のうち、「茶の湯

 

文化」は、「仏経」の中でも「禅宗」

 

と言う、厳しい修行を求められる世界

 

を背景にして「武家」に取り入れられ、

 

発展してきたのに対し、「煎茶文化」

 

は、「道教」の中でも、「世俗」から身

 

を引き、社会から距離を置くと言う

 

「老荘思想」と深い繋がりを持って発

 

展し、「無為自然」な「自由な生き方」

 

を主張する世界のところで取り入れら

 

れた事から、その両者には明確な違い

 

があると言う訳になります。

 

 

 

「茶の湯文化」が、「貴族統治社会」

 

から「武家統治社会」へと変容し、

 

「武士」が社会の中心になっていく過

 

程で発展し、少なくとも「江戸時代中

 

期頃」まで「茶道」の中心だったと言

 

える訳なのですが、その後の日本社会

 

では、「煎茶文化」が、「喫茶」として、

 

また「煎茶道」としても、確立してい

 

くと言う経緯となった訳なのです。

 

そのきっかけとなったのが、「江戸時

 

代中期」の「京都」で、「売茶翁」と

 

呼ばれる人物が登場してからだと言わ

 

れています。

 

この人物は、「日本」の「煎茶道の始

 

祖」と呼ばれ、その果たした役割は非

 

常に大きく、後世に多大な影響を齎し

 

たと言われている人物として知られて

 

います。

 

 

「江戸時代中期」以降になると、それ

 

まで「武士」が積極的に取り入れてき

 

た「禅僧社会」が、「腐敗、堕落、衰

 

退」の一途を辿ってしまった為、「売

 

茶翁」の「煎茶活動」は、「禅僧社会」

 

の「茶の湯文化」に対して激しい警鐘

 

を示すものだった訳なのであり、この

 

「売茶翁」の活動に対して、その精神

 

を理解し、共感を持って「煎茶文化」

 

を受け入れたのは、「京都」の「文人

 

社会」や「公家」達だったそうです。

 

こうした「煎茶文化」が示した「自由

 

な生き方」に対する憧憬の精神性は、

 

「江戸時代後期」になるにつれて、

 

益々「江戸幕府」が「衰退」し、「幕

 

藩体制の硬直化」が進み、「封建社会」

 

の「制度」が生気を失っていくと言う

 

「社会の変容」から背を向け、「詩文

 

や絵画」の世界に没頭する生活に憧れ

 

る数多くの「文人達」に受け入れられ

 

た、と言う経緯になった訳なのです。

 

「京都」の「文人達」が示した、閉塞

 

した自由の無い社会への批判や、厳し

 

い身分制の制約社会への批判、個人の

 

才能が認められない社会に対する「失

 

望観」と、それに伴うかたちで発展し

 

た「煎茶文化」の「茶」に浸る「生活

 

スタイル」への傾倒が、「江戸時代後

 

期」から「明治、大正期」における

 

「煎茶文化、全盛」の時代へと繋がっ

 

てくと言う経緯になった訳なのです。

 

 

さて、本日は、「茶の湯文化」全盛か

 

ら「煎茶文化」全盛に移行した「江戸

 

時代後期」にまつわる「茶人」につい

 

て、おさらいクイズにチャレンジ致し

 

ましょう!

 

 

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

 

問題:「江戸時代後期」の「京都」で、

 

「医者」から転じて独自の「煎茶道」

 

を創案し、「煎茶家元」の先駆けとな

 

り、「公家」や「文人」を中心に、「煎

 

茶道」を流行させた人物とは誰でしょ

 

うか?

 

1.小川何進(おがわかしん)

 

 

2.頼山陽(らいさんよう)

 

 

3.高遊外(こうゆうがい)

 

 

4.花月菴流(かげつあんりゅう)

 

 

↓↓↓↓↓答えはここから↓↓↓↓↓ 

 

【解説】

 

「小川流、煎茶」は、「江戸時代後期」

 

に、「京都」の「小川何進」によって

 

始められたと言われています。

 

 

「何進」は、そもそも「御典医」を努

 

めていた頃から、「煎茶」への関心が

 

強かったそうで、「五十歳」で医業を

 

廃し、「煎茶家」に転じたそうです。

 

「何進」は、「茶」の「真味」を追求

 

する方法を目指したそうで、「茶は渇

 

を止むるに非ず、喫するなり」と主張

 

し、もともと「医者」であった事もあ

 

って、「衛生的」で且つ「合理的」な

 

独自の「煎茶法」を創案したそうです。

 

「煎茶」は古くからあった「喫茶方法」

 

だった訳なのですが、「何進」は、「京

 

都、宇治」産の「茶葉」に適合した

 

「煎り方」を始め、オリジナルの「茶

 

器」を創案し、「茶具」の選択から

 

「配列」、「手順」に至るまでの「一定

 

の法則」を生み出し、それまでの「煎

 

茶文化」を「一新」した事で知られて

 

います。

 

 

 

 

「何進」の著書である「喫茶弁」を紐

 

解くと、「茶には法あって式なし、式

 

はその法中にあり」と書かれていて、

 

「煎茶法」とは、「いたずらに」形式

 

にこだわるものでは無く、「茶」の本

 

来の真味をひき出す為の、必然的な

 

「手順」の積み重ねから成り立ってい

 

ると言う事が解かれているそうです。

 

 

こうして「何進」が示した「喫茶法」

 

は、極めて「革新的」なものだったに

 

も関わらず、物事の「原理」に適って

 

いて、しかも「風雅」なものでもあっ

 

た事から、数多くの「京都」の「貴人

 

達」の関心の的となり、「近衛忠熙公」

 

や「一条忠香公」、「岩倉具視公」等が

 

愛好すると言う経緯となり、更にまた、

 

「青木木米」や「頼山陽」等を始めと

 

する数多くの「文人達」からも愛され

 

ると言う経緯に至った訳であり、その

 

直後に「近代日本の歴史」を立ち上げ

 

た人達の「思想形成」に、多大な貢献

 

をしたと言う事が伺い知れる訳なので

 

す。

 

 

 

 

 

↓↓↓↓↓↓↓答え↓↓↓↓↓↓↓

 

1.小川何進

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

大阪市立大学の研究グループが、大豆

 

などに含まれるイソフラボンが肺気腫

 

や慢性気管支炎などの「COPD(慢性

 

閉塞性肺疾患)」の予防効果を有するこ

 

とを明らかにしました。

 

食Pro.お薦めの「大豆ミート」は、

 

少量摂取でも人にとって必須な「タン

 

パク質」「食物繊維」「核酸」などの栄

 

養素が摂取できるように、大豆の油脂

 

分を除いてから作っています。

 

必要な栄養素が原料大豆の約1.2倍

 

以上となり、濃縮された分だけ、多く

 

含まれています。

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

★大豆プロテイン100g中に植物性

 

たんぱく質が50g!(半分がたんぱ

 

く質です)

 

★低脂質(2.7g)です!

 

★高食物繊維(20g、腸内発酵を促進

 

し、腸内健康の源となります。)

 

これを毎日食すると腸内発酵が促進さ

 

れ、お通じが良くなり、腐敗から発酵

 

にチェンジするので、おならが臭くな

 

くなります。

 

デドックス効果で身体もスッキリ!!

 

每日の食で「医者いらず!薬いらず!」

 

低脂質!ダイエットに最適な高たんぱ

 

くプロテイン!

 

国産の遺伝子組み換えでない大豆だけ

 

で作った「みそちゃんおじさんオリジ

 

ナル」の「スーパープレミアム大豆プ

 

ロテイン」です!

 

毎日の食に取り入れ、病気になりにく

 

い若々しい体を維持しましょう!

 

 

 

↓↓↓↓↓ここから入手!↓↓↓↓↓

 

https://6jika.thebase.in/

 

青森産大和しじみのお味噌汁!限定徳

 

用セットはここから入手!↓↓↓↓↓

 

 

 

https://6jika.thebase.in/items/25021970

 

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 

国産の食応援「和乃家(わのか)」は、

 

日本の食の安全保障として日本人の命

 

と健康を守る活動をしています。大豆

 

ミートをはじめ、食に関するいろいろ

 

な情報を発信していますので、よろし

 

かったら一度遊びにきてくださると嬉

 

しいです。「いいね」もしてくださる

 

と、情報更新のお知らせが届くように

 

なりますのでなお嬉しいです。

 

 

 

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

 

https://www.facebook.com/kokusanwanoka/

ABOUTこの記事をかいた人

食育&6次産業化推進センターは、食の国家的安全保障をめざし、日本人の命と健康を守るため、真の食の安心・安全とは何かというテーマを、食育活動や6次産業化推進活動をベースに追求する国家戦略プロフェッショナルの仕事をしています。