【食育クイズ:Vol.1254】
本日も、「関西地方(三重県、滋賀県、
和歌山県、奈良県、兵庫県、京都府、
大阪府)」の「食文化」や「郷土文化」
をテーマとした地域社会の在り方や、
昔から先人たちが培ってきた、「文化」、
「伝統」、「歴史」等の素晴らしさを、
クイズを楽しみながら知見を高め、あ
らためて「日本」や「日本人」が培っ
てきた「良きところ」を共有化し、次
代に継承して参りましょう!
さて、本日は、「京都府」の「煎茶文
化」にまつわる「人物」について、お
さらいクイズ(Vol.458)にチャレ
ンジ致しましょう!
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「日本」では、2つの「茶道」が誕生
しと言う経緯があり、その一つは「抹
茶」と呼ばれ、茶の粉末を湯に注ぎ、
撹拌して湯茶の全てを飲む方法であり、
もう一つは「煎茶」と呼ばれ、茶葉に
湯を投じ、その茶液を抽出して飲む方
法の事を言い、この2つの「茶道」は
明確に区分され、異なったグループを
作り、異なった美意識を持ち、異なっ
た茶文化を形成してきたと言う経緯が
あります。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-茶の湯1.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-煎茶.jpg)
この2つの「茶道」のうち、「茶の湯
文化」は、「仏経」の中でも「禅宗」
と言う、厳しい修行を求められる世界
を背景にして「武家」に取り入れられ、
発展してきたのに対し、「煎茶文化」
は、「道教」の中でも、「世俗」から身
を引き、社会から距離を置くと言う
「老荘思想」と深い繋がりを持って発
展し、「無為自然」な「自由な生き方」
を主張する世界のところで取り入れら
れた事から、その両者には明確な違い
があると言う訳になります。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-茶の湯2.png)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-老荘思想.jpg)
「茶の湯文化」が、「貴族統治社会」
から「武家統治社会」へと変容し、
「武士」が社会の中心になっていく過
程で発展し、少なくとも「江戸時代中
期頃」まで「茶道」の中心だったと言
える訳なのですが、その後の日本社会
では、「煎茶文化」が、「喫茶」として、
また「煎茶道」としても、確立してい
くと言う経緯となった訳なのです。
そのきっかけとなったのが、「江戸時
代中期」の「京都」で、「売茶翁」と
呼ばれる人物が登場してからだと言わ
れています。
この人物は、「日本」の「煎茶道の始
祖」と呼ばれ、その果たした役割は非
常に大きく、後世に多大な影響を齎し
たと言われている人物として知られて
います。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-売り茶翁1.jpg)
「江戸時代中期」以降になると、それ
まで「武士」が積極的に取り入れてき
た「禅僧社会」が、「腐敗、堕落、衰
退」の一途を辿ってしまった為、「売
茶翁」の「煎茶活動」は、「禅僧社会」
の「茶の湯文化」に対して激しい警鐘
を示すものだった訳なのであり、この
「売茶翁」の活動に対して、その精神
を理解し、共感を持って「煎茶文化」
を受け入れたのは、「京都」の「文人
社会」や「公家」達だったそうです。
こうした「煎茶文化」が示した「自由
な生き方」に対する憧憬の精神性は、
「江戸時代後期」になるにつれて、
益々「江戸幕府」が「衰退」し、「幕
藩体制の硬直化」が進み、「封建社会」
の「制度」が生気を失っていくと言う
「社会の変容」から背を向け、「詩文
や絵画」の世界に没頭する生活に憧れ
る数多くの「文人達」に受け入れられ
た、と言う経緯になった訳なのです。
「京都」の「文人達」が示した、閉塞
した自由の無い社会への批判や、厳し
い身分制の制約社会への批判、個人の
才能が認められない社会に対する「失
望観」と、それに伴うかたちで発展し
た「煎茶文化」の「茶」に浸る「生活
スタイル」への傾倒が、「江戸時代後
期」から「明治、大正期」における
「煎茶文化、全盛」の時代へと繋がっ
てくと言う経緯になった訳なのです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-煎茶.jpg)
さて、本日は、「茶の湯文化」全盛か
ら「煎茶文化」全盛に移行した「江戸
時代後期」にまつわる「茶人」につい
て、おさらいクイズにチャレンジ致し
ましょう!
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問題:「江戸時代後期」の「京都」で、
「医者」から転じて独自の「煎茶道」
を創案し、「煎茶家元」の先駆けとな
り、「公家」や「文人」を中心に、「煎
茶道」を流行させた人物とは誰でしょ
うか?
1.小川何進(おがわかしん)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-337小川何進.jpg)
2.頼山陽(らいさんよう)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-337-頼山陽.jpg)
3.高遊外(こうゆうがい)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-337高遊外.jpg)
4.花月菴流(かげつあんりゅう)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-337花月.jpg)
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【解説】
「小川流、煎茶」は、「江戸時代後期」
に、「京都」の「小川何進」によって
始められたと言われています。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-小川何進.jpg)
「何進」は、そもそも「御典医」を努
めていた頃から、「煎茶」への関心が
強かったそうで、「五十歳」で医業を
廃し、「煎茶家」に転じたそうです。
「何進」は、「茶」の「真味」を追求
する方法を目指したそうで、「茶は渇
を止むるに非ず、喫するなり」と主張
し、もともと「医者」であった事もあ
って、「衛生的」で且つ「合理的」な
独自の「煎茶法」を創案したそうです。
「煎茶」は古くからあった「喫茶方法」
だった訳なのですが、「何進」は、「京
都、宇治」産の「茶葉」に適合した
「煎り方」を始め、オリジナルの「茶
器」を創案し、「茶具」の選択から
「配列」、「手順」に至るまでの「一定
の法則」を生み出し、それまでの「煎
茶文化」を「一新」した事で知られて
います。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-唐物涼炉、湯瓶.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-朱泥茶瓶.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-染付茶碗-288x300.jpg)
「何進」の著書である「喫茶弁」を紐
解くと、「茶には法あって式なし、式
はその法中にあり」と書かれていて、
「煎茶法」とは、「いたずらに」形式
にこだわるものでは無く、「茶」の本
来の真味をひき出す為の、必然的な
「手順」の積み重ねから成り立ってい
ると言う事が解かれているそうです。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-著書喫茶弁.jpg)
こうして「何進」が示した「喫茶法」
は、極めて「革新的」なものだったに
も関わらず、物事の「原理」に適って
いて、しかも「風雅」なものでもあっ
た事から、数多くの「京都」の「貴人
達」の関心の的となり、「近衛忠熙公」
や「一条忠香公」、「岩倉具視公」等が
愛好すると言う経緯となり、更にまた、
「青木木米」や「頼山陽」等を始めと
する数多くの「文人達」からも愛され
ると言う経緯に至った訳であり、その
直後に「近代日本の歴史」を立ち上げ
た人達の「思想形成」に、多大な貢献
をしたと言う事が伺い知れる訳なので
す。
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-180近衛忠.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-岩倉具視-1.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-青木木米.jpg)
![](http://syokuiku6jika.jp/wp-content/uploads/2023/04/300-337-頼山陽.jpg)
↓↓↓↓↓↓↓答え↓↓↓↓↓↓↓
1.小川何進
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大阪市立大学の研究グループが、大豆
などに含まれるイソフラボンが肺気腫
や慢性気管支炎などの「COPD(慢性
閉塞性肺疾患)」の予防効果を有するこ
とを明らかにしました。
食Pro.お薦めの「大豆ミート」は、
少量摂取でも人にとって必須な「タン
パク質」「食物繊維」「核酸」などの栄
養素が摂取できるように、大豆の油脂
分を除いてから作っています。
必要な栄養素が原料大豆の約1.2倍
以上となり、濃縮された分だけ、多く
含まれています。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
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たんぱく質が50g!(半分がたんぱ
く質です)
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ミートをはじめ、食に関するいろいろ
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かったら一度遊びにきてくださると嬉
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