大江戸講座・8代将軍徳川吉宗考―その3
吉宗と食!逸話その2です。
吉宗は紀州藩主だった頃から質素・倹約を旨
としていて将軍職を得てからも貫き通したよ
うです!5代将軍綱吉のころの元禄時代の華
美な食に染まり切った習慣を払しょくしたか
ったのでしょう。
吉宗は、一日二食玄米食と野菜料理に徹し、
一汁一菜を頑なに守って献立は極めて質素
だったようです。資料に残っている食事の
メニューをご紹介しましょう!
超朝は辰の刻(八時頃)焼いたごはんにトウ
ガラシ味噌。夕食は申の刻(四時頃)。一汁
一菜にお酒を少し。
とても将軍様の食事では無いですね(笑)
でも紀州育ちが故に魚好きだったようです。
このように吉宗は精進料理に近い食生活を
貫き通し、享保の改革を成功させ、徳川15
代の治世を築いたのです!
スポーツマン吉宗は鷹狩りを好みました。
「鶴御成り」と称して、鷹で鶴を追い詰める
のが鷹狩りです。
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ここで歌川(安藤)広重の浮世絵を紹介します。
「名所江戸百景 箕輪(みのわ→今の荒川区
三ノ輪)金杉(今の台東区下谷)三河島(今
の荒川区)」!
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この浮世絵には、川(隅田川)と圃場と鶴が
描かれています。
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隅田川(江戸時代下流部分は大川(おおか
わ)と呼ばれていました)の右岸・左岸は
家康が江戸に入城したころから圃場に相応
しい湿地帯でした!
小田原北条氏を滅ぼした家康が秀吉から命
ぜられて江戸にやってきたとき、江戸城の
南側は汐入りで小舟が浮かぶ風景でした。
家康を慕って江戸に来た農民たちは、隅田川
(大川)の右岸・左岸の湿地帯に農地を求め、
今の足立区、荒川区、台東区、墨田区、葛飾
区、江戸川区は、広重の絵に描かれているよ
うに丹頂鶴が飛来する広大な農村地帯となっ
たのです!
この地こそが家康の頃から「鷹御成り(将軍
の鷹狩り)」の場所でした!!
吉宗がこの地を好んで鷹狩りに行ったことは
容易に想像がつきます。
ここで吉宗と小松菜の逸話を紹介します!
今や江戸野菜の主役とも言える江戸川区の小
松菜は吉宗が命名したそうです!
江戸川方面に鷹狩りに赴いた吉宗が空腹を覚
え、ちょうど田園の中にこんもりとあった祠
(ほこら)に寄り、そこの宮司(今の新小岩・
香取神社)に食べ物を所望しました。そのとき
宮司が餅の澄まし汁に、庭に生えていた青菜を
入れて出したところ、吉宗はこの青菜を美味し
いと言って大喜びしたそうです!吉宗が青菜の
名まえを訪ねたところ、その宮司は知らなっか
ったそうで、「名もなき菜です」と答えると、
吉宗は、「この地は小松川と云うところだから、
小松菜と呼ぶが良い!」と名付けたそうです。
まさに菜食を好む吉宗ならではの逸話です!
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